備えあれば災い(わざわい)なし

自然災害や日常生活に潜むさまざまなリスクへの備えについて考えます

ウナギは特上・上・並でなく、大盛・小盛でいい

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今年の夏は暑いですね。夏バテどころか、日中、外を歩いていると猛暑のあまり、命の危険さえ感じました。

こういう時は、ウナギですね。豊富なビタミンなど、夏バテの原因を解消したり疲労回復に効果的な栄養素を豊富に含んでいる、まさに夏には最強の食材です。

でも、ウナギ屋さんに行くといつも思うんですが、「特上」「上」「並」っていうランクがありますよね。

見栄を張るつもりは無いんですが、お客にとっては周りのお客さんがどのランクを注文しているか、案外気になりませんか?

今日は、「特上」「上」「並」に関わる人間の心理を考えてみました。

 

 

「特上」「上」「並」の違いはウナギの量だけ

 

以前から気になっていたんですが、ウナギ屋に入ってメニューを見ると、うな重にしても、ひつまぶしにしても「特上」「上」「並」っていうふうにランク分けされてて、値段もそれ相応に違います。

でも、この違いって何なんでしょうか?

国産とか外国産などのウナギの質? あるいは部位?

そこで、お店の人にそのことを聞いたところ、「特上」「上」「並」の違いは、単純にウナギの量だけとの回答だったんです。

お店によっては脂の乗り方が違うところもあるみたいですが、基本はウナギの量の違い。

私は、それまでウナギ屋に行くと、周りの目を気にしていつも真ん中の「上」を注文していたんですが、その話を聞いて以来、一人でウナギ屋に行ったら一番安い「並」を注文しています。

そもそもウナギは大好きですがたくさんは要りませんし、夕食の前にちょっと食前酒を飲むのが日課のため、お腹も膨らんでたくさんは食べられないんですよね。

でも、ウナギ屋に子供や親を連れて行くときは、ちょっと見栄を張って、いまだに「上」を注文しちゃいます。

 

日本人は三択の場合、真ん中を選ぶ

 

ウナギに限らず、寿司、焼き肉など、「特上」「上」「並」に出会う機会は多いです。

例えば、寿司。

「特上」であればトロやウニなど高級なネタが勢ぞろいしますが、「並」ではマグロの赤身、イカやコハダ、カンピョウ巻きあたりです。

焼き肉でも、特上カルビ、上カルビってランク分けされてて、明らかに見た目も肉質も異なります。

でも、実はこの「特上」「上」「並」って、人間の心理を逆手にとったお店の戦略なんですよね。

人間って、3段階の食べ物があると、真ん中の平均ランクを選ぶ人が多いみたいなんです。

「特上は美味しそうだけど高いな」、「並は安いけど貧乏くさいし、周りの目が気になる」、「であれば、せっかくウナギ屋に来たんだから上を注文しよう」、こういう心理状態です。

このような心理を行動経済学では、極端な選択を回避するということで、”極端性回避の法則(別名、松竹梅の法則)”と言います

ですから、お店はこういうお客の心理をあらかじめ分かっていて、「上」で儲けるためにウナギの量や値段を設定しているんですね。

私がよく行くウナギ屋さんの値段も、

特上ひつまぶし2,600円、上ひつまぶし1,600円、ひつまぶし1,200円という3段階の設定です。  

 

 

ウナギは全部「並」にして、大盛・小盛でよい

 

結論です。

ウナギだって、どうせ食べられるのであれば、最高級の「特上」として最期を迎えたいはず。最初から「並」に 立候補するウナギなんていません。

これは、人間社会にも共通するところがあると思います。

高学歴で、有名な企業に入って、給料をたくさん貰う人生が最高の生き方、まさに「特上」みたいなのってありますよね。

私も以前はそういう考えを持っていましたし、子供もそのように育てました。

でも、最近はちょっと違うんです。

もっと自由にのびのびと生きられる社会ってないんでしょうか?

会社も学校も、ご近所づきあいも、もっとフレンドリーにイジメやストレスもなく、誰もが生き生きと輝くことができる社会。

「並」であっても堂々と胸を張って暮らせる社会。

私はそういう社会の実現をせつに望みます。

 

少々話が脱線しましたが、こういうことから考えても、ウナギもすべて「並」でいいと思います。どうせ量の違いだけなんですから。

たくさん食べたい人は「大盛」、少しでいい人は「小盛」。これでいいんじゃないでしょうか?

 

以上、ウナギを食べに行くと、いつも思うことでした。

 

ではまた。