備えあれば災い(わざわい)なし

自然災害や日常生活に潜むさまざまなリスクへの備えについて考えます

テレビのdボタンで河川の水位を確認して避難を判断する

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台風や集中豪雨で大雨が降ると河川の水位が上昇し、最悪の場合には堤防を乗り越えて、あたり一面が浸水してしまう非常事態が想定されます。地形によっては、浸水深は数メートルにもなり、2階建ての家がすっぽり水の中に沈んでしまうこともあるんです。こんなとき私たちはどう行動すればよいのでしょうか。 

 

 

雨量・水位の情報を収集する

 

テレビやラジオの気象情報、気象庁ホームページなどから、自分が住んでいる地域の降雨状況や近くを流れる河川の水位を調べることが基本です。

 

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出典:気象庁ホームページ(気象庁|指定河川洪水予報の解説

 

テレビのNHKチャンネルでは、dボタンを押すと、”防災・生活情報”→”河川水位・雨量情報”の欄がありますので、そこからお住いの地域に近い河川の水位を知ることができます。地図付きで表示されているので分かりやすいと思います。一部民放チャンネルでも水位を知ることができますね。

NHK・dボタンの例ですと、水位観測所の水位が表示されますので、お住いの地域に近い水位観測所または上流側にある水位観測所のデータを確認してください。

堤防が決壊した場合、水は低い方へ流れます。下流側の堤防が壊れても標高差があれば上流へ水が流れてくることはありません。ただし、低平地のような地形のところでは溢れた水があたり一面にたまる状況になりますので注意が必要です。

水位は5段階で表示されています。水色は平常、青色は水防団待機(水防活動準備の目安となる水位)、黄色は氾濫注意(水防団が警戒する目安)、ピンクは避難判断(避難情報発表の目安となる水位)、赤色は氾濫危険(洪水発生のおそれがある水位)です。

 

避難のタイミング

 

最寄りの水位観測所の水位がピンク(避難判断)になっている場合、避難の検討を始めるタイミングです。その後の雨の降り方にも左右されますが、台風が接近中又は通過中で大雨となっているときや、1時間あたり100mm以上の猛烈な雨が降っているときなどは、急激に河川の水位が上昇するおそれがあります。

お年寄りや幼児など、自力での避難が困難な方がいる場合、このタイミングで指定された避難所へ早めに避難することが大切です。

さらに河川水位が上昇して赤色(氾濫危険)になると、洪水により浸水被害などが発生するおそれがある地域に対して、自治体から”避難勧告”が発令されます。

避難勧告の伝達方法は、テレビ、ラジオ、防災行政無線(屋外スピーカー、有線放送など)、速報メール、ホームページ、広報車など自治体によって異なります。

最近の災害をみると、避難勧告の発令が遅すぎて逃げられないタイミングであったり、とにかく全域に早い段階で出してしまえというような勧告があります。避難勧告は有用な情報ですが、最終的にどのタイミングで避難するかを決定するのは私たち住民です。

 

いざ避難となったら

 

都市部では隣近所とのお付き合いも希薄になり、顔も名前も知らない間柄というケースも多いかもしれませんが、避難するときに頼りになるのは近所に住んでいる皆さんです。

指定された避難所がどこなのか、避難所までどういう方法でどのルートを行けばよいのか、こうした最低限のことを避難開始までに確認し、いざ避難となったら隣近所の家族と一緒に避難することで、お年寄りや幼児など自力で避難できない方々を避難させることも容易になります。

ただし、夜間の避難や浸水が始まってからの避難はかえって危険な状況に身を置く場合があります。洪水の場合、頑丈なコンクリートなどでできた建物の上層階に一時的に避難する(垂直避難)という選択肢もあります。

とにかく早めに冷静に対処することが必要と思います。

 

ではまた。