備えあれば災い(わざわい)なし

自然災害や日常生活に潜むさまざまなリスクへの備えについて考えます

地震による突然の停電への備え

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北海道地震では、北海道全域に及ぶ大停電が発生し、日常生活に大きな影響が出ました。これまでも地震によって停電が発生するリスクは指摘されていましたが、今回のように広範囲にわたる停電が発生すると、その影響の大きさには驚くばかりです。
今日は、停電とその対策について考えてみます。

 

 

停電による生活への影響

 

最近では、オール電化の家も多いのではないでしょうか。お湯を沸かすのも、料理を作るのも、風呂を沸かすのも、IH調理器やエコキュートなど全て電気でまかなうシステムです。

光熱費が安くなるというメリットがアピールされる一方で、停電時には家庭内の全ての電気機器がストップするというデメリットもあります。今回の地震でも多くの方々が電気のない不便な生活を強いられました。

私の知り合いに電力会社に勤務する人がおりまして、「地震で停電になっても、電気は1週間で復旧しますよ」といつも自慢げに話されますが、その1週間が問題なのです。今回の北海道地震では、地震発生直後から北海道全域で停電が発生し、3日後にはおおむね解消されましたが、マスコミ報道などを見る限り停電による被害はかなり深刻なものであったようです。具体的な被害を列挙すると次のようなものがありました。

・飛行場は閉鎖、新幹線やJR在来線、地下鉄なども全て運転見合わせ
・道路では信号機などが停止し、交通機能が麻痺
・スーパーやコンビニの休業、営業しているコンビニではレジが使えず
・スマホの充電ができる場所には長蛇の列
・病院も一部で外来診療を取りやめ
・製造業では生産ラインを停止して操業停止
・漁港での製氷機や冷凍設備が使えず、水揚げした魚介類を冷やせず
・銀行や信用金庫合の店舗のほか、郵便局やATMの多くが停電で稼働できず
・酪農業では、搾乳ができずに多くの乳牛が病気にかかって死亡

 

3日の停電を想定し、準備すべきもの

 

今回の北海道地震では、発電所や変電所が被災したわけではなく、電力の需給バランスが崩れたために1つの発電所が停止し、それが連鎖的に他発電所にも拡大した“ブラックアウト”と呼ばれる現象が発生したものです。

では、こうした地震にともなう停電への備えとして、私たちはどのような準備をしておけばよいのでしょうか。夜間に地震が発生し、1~3日間を停電した自宅で過ごすことを想定して、私が提案するのは次のような準備です。

懐中電灯
夜間に停電した場合、明かりがないと真っ暗で何も見えません。私は枕元に小型の懐中電灯、寝室のコンセントには取り外しタイプの足元灯(外すと懐中電灯として使えるタイプ)、この二つを身近な場所に準備しています。地震の揺れがおさまったら、これらの明かりを使って部屋の様子を確認し、次に屋外に出て周辺の様子や自宅の被害状況を確認します。

ランタン
自宅の被害が小さく避難する必要がなければ、停電した自宅での生活となります。夜間に明かりがないと家族も不安になります。キャンプで使うような乾電池式のランタンが一つでもあると明かりがとれて大変便利です。
また、ランタンがなくても、サラダ油でランタン代わりのランプが作れます。東京都ホームページの"東京防災(もしもマニュアル 生活)"で紹介されていますのでぜひ参考にしてください。

出典:東京防災ホームページ(「東京防災」の作成について|東京都

スマホの予備バッテリー
家族や友人の安否を確認したり、被害情報の収集などはもとより、私たちの生活にスマホは欠かせません。私も含めて一時も手放せない人が多いのではないでしょうか。
予備バッテリーの容量は、スマホのバッテリー容量や使用用途によっても変わりますが、目安としてはスマホ1回分の充電で5000mAhと考えます。最近では24000mAhクラスの大容量バッテリーもありますので、なるべく複数回の充電ができる大容量バッテリーの準備をオススメします。
3日に1回フル充電するとして、夫婦二人であれば24000mAhのバッテリーなら安心ですね。

ラジオ、予備乾電池
地震時の情報収集にはラジオが使いやすいと思います。地震被害の状況、国や都道府県・自治体の対応や住民向けのお知らせなどを確認するために“小型のラジオ”を準備しておきます。

車のガソリンは満タンに
車載用のスマホ充電器があれば、スマホの充電ができます。すでに多くの方がそういう使い方をしているのではないでしょうか。地震時にも車を使った充電は効果的です。いざというときのために車のガソリンは満タンにしておきましょう。

 

まとめ

 

地震などによって大規模な停電が発生すると、日常生活の維持が難しくなり、社会経済活動にも大きな影響が出ます。病気や障害がある人、高齢者や乳幼児にとっては命取りにもなります。
最低でも3日間の停電をイメージして、自分たちで出来ることを準備することが大切だと思います。
電力会社には、停電が発生しないインフラ強化をぜひともお願いしたいところです。

 

ではまた。