備えあれば災い(わざわい)なし

自然災害や日常生活に潜むさまざまなリスクへの備えについて考えます

電車で痴漢の疑いをかけられた時の対処法

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サラリーマンのみなさん、毎日の通勤、お疲れ様です。私も長年サラリーマンをやってますが、何が大変かっていうと"毎日の通勤"です。朝から満員電車に立ちっぱなしというのは健康に良くないですし、ストレスもたまります。さらに最近ニュースでよく出る"痴漢の疑いをかけられてホームから飛び降りて逃げる男性"のニュース。そう痴漢冤罪のリスクです。本当に痴漢したなら卑劣な行為ですが、やってもないのにあらぬ疑いをかけられたらたまりません。逃げる気持ちもよくわかります。今回は、そのような痴漢冤罪の状況に陥ってしまったときの対処法について考えます。

 

 

満員電車でよく見る光景

毎日の電車通勤って大変ですよね。まだ座っていられればよいのですが、ずっと立ちっぱなしは身体によくないです。これが満員電車ともされば最悪です。ぎゅうぎゅう詰めの車内に身体をよじるように割り込んでなんとか自分の立ち位置をキープ。でも周りの人と身体が密着した状態でなんとも不快な気分です。くっさい口臭やなんともいえない汗臭さ、安っぽい香水の匂いなど、とくに夏の暑い日などは凄まじい匂いが立ち込めます。でも隣の人がキレイなお姉さんだと状況は一変します。癒しのフレグランスという感じでまさに満員電車の中の芳香剤です。

電車の中はさまざまな人がいます。よく観察すると座席に座っている人の約1/3は寝ていますね。残り2/3はだいたいスマホをいじってます。ひどい時は座席一列の7~8人全員がスマホを触ってることがあります。昔であれば本を読んでる人も多かったのですが最近ではめっきり減りました。一方、座れずに立っている人はといえば、目を閉じて瞑想してるような人もいれば、スマホをいじる人、イヤホンで音楽を聴いている人などさまざまです。

満員電車には痴漢に間違われるリスクが常にある

さて、映画でもありましたね"それでもボクはやってない"、そう痴漢冤罪です。朝の通勤ラッシュで大混雑する電車に乗り込んだ主人公が、その電車内で女子中学生に「痴漢をした」と冤罪をかけられてしまうのです。無実の罪を被って示談で済ますこともできたのですが、主人公はやってもいない痴漢を認めることはせず、妥協案を拒んで潔白を訴えようとします。しかし逮捕、起訴されることになり長い闘いが始まることになるのです。

満員電車では、隣に女性がいるだけでこの痴漢冤罪のリスクと隣り合わせになります。万一、自分の隣に女性がいて、その周りに変態男がいた場合、そいつが本当に痴漢をしてしまったら自分が痴漢に疑われる可能性があるんです。満員電車であればこっそり手を伸ばせば誰の手なのか分かりません。

ここからは私が被害者女性の立場になっての推測ですが、その手が"前から来たか、後ろから来たか"で痴漢のいる方向を絞り込みます。そして、なにげに周りを見渡して怪しそうな男はいないか探します。この段階で痴漢の容疑者は2~3人に絞り込まれています。さらに男の外観や目線を観察します。いかにも痴漢をやりそうな男かどうかの見極めです。ここでほぼ1人が確定します。「間違いない、こいつが痴漢だ!」と。

悲劇の始まり、痴漢冤罪

次の瞬間、「キャー!この人痴漢です~!」と電車内に鳴り響く女性の悲鳴。周囲の人たちはみな顔を見合わせて「何?誰が痴漢?」とキョロキョロ。すると女性が「この人です!」って思いっきり指を指します。それが自分だったら・・・人生最悪の悲劇の始まりです。

「私、痴漢なんてやってませんよ!」と言い返しても、女性の主張は変わりません。「なに言ってんの!あなたさっき私の〇〇触ったでしょ!」とさらに追い打ちをかけられます。そうなると周りの乗客はみな女性の味方です。誰も痴漢冤罪など疑いもしません。周りの乗客に囲まれて次のホームで駅員に引き渡されるのがだいたいのパターンなのではないでしょうか。

このあと駅員室に連れていかれて、そこで警察官に引き渡されたらほぼアウトのようです。いくら自分の潔白を説明しても、警察官はそんなことは一切聞こうとはしません。女性の味方なのか、正義感なのか、そういう役目なのかは分かりませんが、とにかく痴漢にされてしまいます。その確率なんと99.9%です。もう逃げようがありません。家庭は崩壊し、会社は首になり、地位も名声もすべてを一瞬にして失います。「あの電車に乗ってさえいなければ・・・」と後悔後を絶たずです。

痴漢に間違われた時の対処法

では、このように電車内で痴漢の疑いをかけられた場合、私たちはどう対処すればよいのでしょうか。いくつかのポイントがありますので分かりやすく説明しますね。なお、ここから先は私の経験ではありませんのであしからず。

痴漢の疑いをかけられた電車内

まず電車内で女性から痴漢の疑いをかけられた時の対処法です。大きな声で「私、痴漢なんてやってませんよ!何か証拠があるんですか?名誉棄損で訴えますよ!」と正々堂々と言い放ちます。周りの乗客にも聞こえるように大きな声で、自分の正当性を主張します。もしかしたら周りに目撃者がいるかもしれません。後から目撃者を探すのはとても難しいと思います。被害女性を囲むように立つ周りの男性の数もそれほど多くはありません。その場でシロクロつけるくらいの覚悟で周りの乗客も全員巻き込むことです。「やったのは自分じゃない!犯人はきっと別にいる!頼むから誰か助けて!」という風にです。

これによって女性が「もしかして犯人を間違えた?」、周りの乗客も「これって痴漢の冤罪?」となれば多少こちらが有利になります。もしかしたら自分の味方になって証言してくれる人がいるかもしれません。満員電車なので車両を移動してその場を離れることもできませんし、逃げたら自分が痴漢の犯人であることを認めるようなものです。ここは腹をくくって、冷静に自分の正当性を主張するとともに目撃者を探します

  • いつ触られたのか(〇〇駅と△△駅の途中など):自分がその後の駅から乗ったのなら定期券や切符が証拠になります。
  • どこを触られたのか:片手を吊り革、もう片方の手はカバンを持っていたなら触ることはできません。隣にいる人から証言してもらいましょう。
  • 被害女性との会話を録音:余裕がないかもしれませんが、スマホなどで女性との会話を録音します。このとき「今から会話をすべて録音しますよ。もしも裁判になったらこれ使いますから。」と宣言します。
駅のホームに降りたとき

周りの乗客に囲まれて女性と一緒に次の駅で降りた場合、走ってその場を離れたい心境になると思いますが、駅構内には監視カメラがあちこちにありますし、逃げ切れなかったときに自分が不利になります。周りにいた乗客にも可能な限りその場に残ってもらい、目撃者を見つけてその場で証言してもらうことが最善の方法です。

しかし、そのような目撃者もおらず女性が一方的に騒いでいる場合には、どうしても外せない用事があることなどを理由に、堂々と立ち去るのがよいとされています。痴漢冤罪はその場で逮捕されてしまう現行犯逮捕のおそれもあります。しかし、一度その場を離れれば、原則として現行犯逮捕はできません。名刺や住所などを伝えて立ち去るのが良いという話も聞きますが、できることならそういった情報は残さずに立ち去りたいものです。とにかくいったんその場を立ち去ることが有効です。

  • とにかく目撃者を探す:自分がやっていない、または触れない状況であったことを証言してくれる目撃者をとにかく探します。
  • その場を堂々と立ち去る:目撃者がいないと明らかに自分が不利な状況です。現行犯逮捕を回避するためにも速やかにその場を立ち去ります。
駅員が来てしまったとき

しかし、駅員が来てしまった場合にはその場を立ち去ることができません。駅員室に連れていかれたら警察官が来るのは時間の問題ですし、現行犯逮捕される可能性がかなり高くなります。この場合には、ただちに弁護士に連絡をとってどう対処すればよいか助言を求め、駅まで来てもらうことが重要です知り合いに弁護士がいればそこに連絡、そうでなければ最寄りの弁護士会などに連絡して状況を説明し、対処方法について相談します。直接弁護士会などに連絡できない状況であれば家族や友人経由で連絡してもらいましょう。

  • 駅員室には絶対に行かない:駅員室に行ったら警察官に引き渡されて現行犯逮捕です。
  • 弁護士に連絡する:最寄りの弁護士会に連絡し、ただちに来てもらいましょう。
警察に現行犯逮捕されてしまったとき

駅員室に警察官がやってきて、万一痴漢事件として現行犯逮捕されてしまったら、ただちに警察署に連行され、警察署の留置場に入れられてしまいます。

弁護士会では、"当番弁護士"といって逮捕されてから1回だけ無料で面会に来てくれてさまざまなアドバイスをしてくれる制度もあります。最寄りの弁護士会に相談し、こうした制度も使いながらその後の対応を考えることになります。

痴漢に間違われないために

このような痴漢冤罪に巻き込まれないためには、日頃から、

  • 電車に乗る際は女性から離れて乗る
  • できるだけ電車の窓際に行って女性に背を向けて立つ
  • 両手は吊り革につかまる

などの徹底した対策をする必要があります。また、万一痴漢に間違われたときの備えとして、最寄りの弁護士会の連絡先を控えておく、痴漢冤罪保険に加入する、などの準備もできます。私も痴漢冤罪が怖いので、電車に乗るときはいつもこうしたことを実践していますし、すでに成人した子供たちにも言い聞かせています。

私も含めて、世の中の善良なサラリーマンの皆さんがこうした痴漢冤罪に巻き込まれないことをお祈りしております。

 

ではまた。